2011年4月19日火曜日

もしドラの理由

出版の寅です。
命名してくれた一条真也氏から、いきなり「出版の寅」と言われても一般の読者には不親切だという貴重な指摘を受けました。
一条氏のハートフル・ブログでネーミングの理由を書いてくれているので紹介します。
http://d.hatena.ne.jp/shins2m/20100216/1268958021
帽子をかぶる姿が、「男はつらいよ」の車寅次郎みたいでもあり、いろんな出版社に自由に出入りし、いろんな本を世に送り出すということなのです。
羊年生まれですから、「羊の革をかぶったオオカミならぬ、寅」というところです。

じつは、熱狂的タイガースファンでもあり、寅ならぬ、虎キチということもあり、気に入っています。

出版の寅の名に恥じぬように、いろいろな本を紹介していこうと思っています。

昨年「もしドラ」が大ベストセラーになりました。なぜそんなに売れたのか。
出版の寅としては、後付だろうが分析しないわけにはいきません。

一時、難しい話をマンガにするという出版が流行したことがあります(今もしていますが)。いわゆる「漫画化」という奴です。最近は、何とマンガを「小説化」するというのがはやっているのです。ノベライズというものです。
映画やドラマのノベライズはありましたが、マンガをノベライズするというのですから、これはどういうことでしょうか。
「もしドラ」はそうしたノベライズの手法に、マンガという要素(キャラと装丁)という味付けをした初めての本ではないでしょうか。単なるノベライズではなく、マンガのキャラが表紙になっていることで、手にとりやすくた。慣れ親しんできたマンガという要素を、いかに活字に取り込むか。これからの本づくりの大きな要素になってくると思う次第です。

マンガ化ではなく、いかに活字化するか。図解などという本がはやるのも、そのあたりに秘密があると思います。

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